過去4年間でウインタートレーニング用にS1000RR Superstockを使用してきました
性能と耐久性において最高のブレーキパッドであるSBS DS-2を使用していましたが
私にとっては完璧ではありませんでした
テストコースやブレーキのフィーリングは理解しています
今年は4日間のサーキット走行があり初日は完全ノーマルセットアップで
2日目にJP Brake piston insertsを追加しました
テスト前はこのインサートがどのような効果をもたらすのか疑問でした
ブレーキの利き具合や違いを感じられるのか少し疑っていたのですがそれは間違いでした
サーキットにもよりますが普段は1~2日で1セットのパッドを使い切ってしまいます
ノーマルのキャリパーやマスターシリンダーは1セッションの4周くらいでフェードしてしまいます
それが今回は12週も走る事が出来ました
私はテスト中このインサートを使い続けて1セットのパッドで通常より多く走行出来ました
そしてパッドを交換した時に古いパッドが以前のように曲がっていない事に気がつきました
その後、アンダルシアとバレンシアでこのインサートを使い続けましたが同じ結果でした
ブレーキフェードが発生するのはパッドがほとんど残っていないときだけでした
チタン製インサートも試しましたが違いはよく分かりませんでした
理論的にはチタンの方が良い筈です
利点
早く簡単に装着出来る
ブレーキフェードが少ない
パッドが長持ちする
BSBライダー ピーター・ヒックマン